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2023.08.18

駐車場に施工する舗装の種類は?それぞれのメリットや注意点

駐車場を外構工事で施工する場合、多くのケースで必ず舗装と呼ばれる作業を行います。
舗装を行わないと、駐車場として機能しないことがほとんどで、ぬかるみなどができて、不快なものとなってしまいます。

解体工事を行ったあとの整地なら問題ありませんが、住宅などの場合問題になることが少なくありません。

そこで今回は、駐車場に施工する舗装とはどのようなものなのか、そしてその種類は何なのか、さらにメリットや注意点も解説します。

 

舗装とはなにか?

舗装といえばアスファルトを敷き詰めることというイメージがあります。
確かに、道路工事などの場合は、そういったものがほとんどでしょう。

一方で、もともとの舗装の意味は、地面の耐久力を増すために表面へアスファルトのほか、コンクリートやレンガ、さらには石や砂利といったもので敷き詰めることを言います。

つまり、駐車場の舗装といえば、土以外の何らかの建材を使って敷き詰めることすべてです。
次の項目では、駐車場に施工する舗装の主な種類を解説しましょう。

 

駐車場の舗装として用いられる5つの舗装方法

駐車場の舗装として用いられる方法は次の5つが挙げられます。

・人工芝
・インターロッキングブロック
・砂利
・コンクリート
・アスファルト

それぞれについて解説しましょう。

 

人工芝:意外なもので舗装

駐車場の舗装として人工芝を用いることもあります。
実際に、人工芝を設置している駐車場もよく探すと見かけることも少なくありません。

合成樹脂の人工芝は、自然な空間に仕上がるのが特徴です。

 

インターロッキングブロック:ブロックを舗装する

インターロッキングブロックは、文字通りブロックを敷き詰めた舗装です。

カラーバリエーションがあり、駐車場を個性的な舗装にできます。
雑草も生えにくく滑りづらい点も特徴といえます。

 

砂利:意外に見かける舗装

砂利は駐車場一帯に敷き詰める舗装方法です。

実は、意外に見かけることが多い舗装で、ほかの舗装と組み合わされて施工されていることもあります。
水はけも良いため利用されることも多い舗装といえます。

 

コンクリート:砂と砂利、セメントと水を合わせたものを固めて舗装

最近の建売住宅などでよく目にするの舗装です。
土間コンクリート舗装とスタンプコンクリート舗装に分けられます。

土間コンクリート舗装はそのままコンクリートを打設する舗装方法です。
よく目にするコンクリート舗装として知られています。

スタンプコンクリート舗装は、実物のレンガや石張りなどのようにコンクリートを加工して施工していく舗装方法です。

これらの種類のコンクリート舗装が用いられています。

 

アスファルト:舗装でイメージされる建材

アスファルトといえば、舗装の典型的なイメージがある建材です。

駐車場で用いられるのは主に、表層と基層で構成された通常舗装のほか、水はけを強化した透水性舗装や排水性舗装、強度を高めた半たわみ性舗装の3種類に分けられます。

 

駐車場に用いられる各種舗装のメリットや注意点

先ほど紹介した5種類の舗装のメリットや注意点も解説しましょう。

 

人工芝:気軽にできるメリットとそれに対する注意点

人工芝は、気軽に設置できるメリットがあります。
シート状になっているので、舗装もスピーディーです。

さらに施工後は自然な空間ができるうえ、種類が豊富なので好きなものが選べます。

その反面、強度面が弱いため、大型の普通車など重量のある車の駐車場として利用する場合、耐久性に不安も残ることが注意点です。

場合によっては、短期間で破損するリスクがあります。
また、コストも意外に高額になる点も知っておきましょう。

 

インターロッキングブロック:下地がポイント

インターロッキングロックは、コーディネートがしやすいメリットがあり、種類の選択も豊富です。
また、水はけが良い点もメリットとして挙げられます。

一方で、下地部分に耐久性を依存しているため、下地が弱いと徐々に破損したり、おうとつが発生するリスクもあるので注意しましょう。
また、費用の高いことや施工期間が長めにかかるという点も気を付ける必要があります。

 

砂利:コストなら最も安い

砂利は施工費用が安いうえに、敷きならせばすぐに施工が完了します。
さらに音が鳴るので、防犯対策に適している点もメリットです。

このようにコスト面や施工の速さなどで大きなメリットがあるものの、メンテナンスが必要になったり、飛び石になって周囲に飛散してしまったりします。

さらに、下地が弱いと水たまりができてしまったり、砂利が薄いところは泥になったりといった点も注意です。

 

コンクリート:土間とスタンプで特徴が異なる

コンクリートは土間コンクリートの場合維持費かかからないことや見た目がきれいなこと、耐久性が高いことがメリットです。
次にスタンプコンクリートの場合は、デザインしやすいことや施工が意外に早いといった点もメリットです。

ただし、注意点もあります。

土間コンクリート舗装の場合は施工費用が高くなりやすかったり、ひび割れたりします。
また、施工期間も長めです。

次にスタンプコンクリートは極端な注意点がないものの、技術が求められる施工方法なので事業者が少ないことを把握しておきましょう。

 

アスファルト:3つの施工方法によってメリットが変わる

アスファルトは施工方法によって舗装のメリットや注意点が異なります。

通常舗装の場合は補修がしやすかったり、滑りにくかったり、店舗の駐車場に適しています。
透水性舗装と排水性舗装は水はけに優れていることや汚れが目立たないこと、さらに静音にも優れているのが特徴です。

半たわみ性舗装は、強度に優れていることやカラーバリエーションの選択も可能なことがメリットとして挙げられます。

一方でそれぞれの注意点も挙げていきましょう。
まず、通常舗装の場合は、暗いことや夏場に熱くなりやすい点に注意です。

次に透水性舗装と排水性舗装は、破損した際の補修費用がかかるため、コスト面がリスクといえます。
半たわみ性舗装は費用のかかることが最も注意すべきポイントです。

 

まとめ

アプローチやカーポート、玄関などの外構工事で同時に行いたい駐車場の舗装についてまとめました。
それぞれメリットや注意点があるため、自宅の事情に合った舗装を選ぶようにしましょう。

適切な舗装を選ぶことで、きっと駐車場を快適に利用できるようになるはずです。