歩道の舗装は、歩行者が安全に歩くために重要です。とはいえ、普段何気なく使っている歩道に対して、下記のように疑問がある方も多いのではないでしょうか。
・私有地内の歩道は舗装すべき?
・歩道の舗装方法って選べるの?
・歩道の補修工事は自分でした方がお得?
今回は、歩道舗装の重要性や主な種類について解説します。また、工事費用を抑える方法の解説を通じて、専門業者に依頼するメリットを理解できるでしょう。
私有地内の歩道の舗装を検討している方や、建設関係に興味がある方は、ぜひ最後までご覧ください。
歩道を舗装する重要性
道路は経年劣化するものです。例えばアスファルトの私道ではひび割れが広がり大きな穴が空いてきたり、山道では水はけが悪くなり雨が降るたびに水溜りができたりと、放置すればするほど悪化していきます。
劣化はしているものの通れないわけではない場合に、補修をすべきか迷う場合も多いでしょう。結論をお伝えすると、道路は劣化が進み過ぎないうちに補修すべきです。
道路の舗装や補修工事が重要な理由は、下記のとおりです。
・雨天時に水たまりできたり、泥がたまってしまったりするのを防ぐため
・風が強い日に、土や砂などの粉じんが飛散するのを防ぐため
・歩行者が安全に通れるようにするため
・周辺の景観を損なわないようにするため
舗装されていない砂利道では、雨が降るとすぐ水たまりができたり、泥水が飲み細道ができたりして、通りにくくなる場合も少なくありません。風が強い日には、舞い上がった細かい砂や土煙が目や口に入って、イヤな思いをしたことがある方もいるでしょう。
整備されていない砂利道では、水たまりに足をすくわれて怪我をしたり、飛散した砂で目の炎症を引き起こしたりなど、歩行者にとってさまざまな危険要素があります。歩行者が通れなければ、歩道としての役割を果たせません。そのため、歩行者が安全に通れるようにするうえで、補修工事をして整備することが大切といえます。
また、周辺の景観を損なわないうえでも、道路の整備は重要です。歴史ある街や日本遺産の周辺において、道路にひび割れがあって整備されていない状態では、景観を大きく損ねてしまうでしょう。特に有名な観光地では道路が整備されていないと観光客を遠ざけてしまう可能性が高いため、率先して整備を行なっている自治体も多くあります。
以上のように、歩道の舗装は歩行者の安全を確保したり、景観を守ったりするうえで、重要な役割を持ちます。
歩道舗装の主な種類
歩道舗装の主な種類は、下記のとおりです。
・アスファルト系(施工例:歩行者専用道路・広場の歩道など)
・コンクリート系(施工例:交差点)
・ブロック系(施工例:遊歩道・商店街の道)
・土系(施工例:公園の歩道)
公園の道や歩行者専用道路など、それぞれの特徴に合わせて適切な道路で使用されています。
歩道舗装にかかる費用を抑える方法
私有地内の歩道を舗装する場合には、数十万の費用負担が必要です。負担額が大きいため、補修工事に踏み切れない方も多いでしょう。
ここでは、私道の補修工事にかかる費用を抑える方法について、下記の2つを紹介します。
・自分でするのではなく専門業者に依頼する
・自治体の補助制度を利用する
上記の方法で行えば、大幅にコストを抑えられる場合があります。少しでも出費を節約したい方は、それぞれチェックしておきましょう。
舗装工事の専門業者に依頼する
1つ目の費用を抑える方法は、「専門業者に依頼する」ことです。
道路の補修工事には専門資格が不要なため、個人の方がDIYでも施工可能です。とはいえ道路の補修工事には、大変な労力が必要なため、専門業者に任せることをおすすめします。
例えば、アスファルトの道路を補修する際には、下記のように複雑な工程を自分でする必要があります。
・地面のゴミや小さな石を取り除く
・アスファルトを均一になるように敷く
・アスファルトが固化しないように素早くコテでならす
・水を撒く
・均一になるように踏み固める
DIYに慣れている方でも、きれいに補修工事をするのは簡単なことではありません。均一にならす作業がうまく行かなかった場合には、すぐに補修工事が必要になることもしばしばです。そのため自分でする場合にはプロに任せる場合よりも、メンテナンス費用が高額になる可能性があります。
一方で専門業者であれば、アスファルトやコンクリートの舗装に慣れているため、専用の道具を使ってきれいに仕上げることが可能です。メンテナンス費用を抑えたい場合には、専門業者に依頼すると良いでしょう。
自治体の補助制度を利用する
2つ目の費用を抑える方法は、「自治体の補助金を使う」ことです。実は自治体のなかには、特定の私道を対象に補助制度を設けている場合があります。私道に関する愛知県内の自治体の補助制度例は、下記のとおりです。
・制度概要:生活環境の改善に寄与する取り組みの一環として、私道の整備に必要な費用の一部を助成する
・対象条件の一部:幅が1.5メートル以上ある道路・私道の両端のうち少なくとも一方がアスファルト舗装されている道路・私道の周辺に補修工事の支障となる物件がない
・補助金額:工事費の5分の3
・制度概要:私道のうち、公共性があると認められる物に関して、岡崎市へ管理を移管できる制度
・対象条件の一部:抵当権等の権利が抹消が可能で、かつカーポート・水道メーターなど私設物がない
私道を対象にした補助制度は、岩倉市のように私道を整備する際の費用を助成してくれる補助金制度は全国的に多くみられます。整備費用の補助対象には私道の幅や周辺環境などの条件が存在するため、申請する際には各自治体のホームページもしくはお近くの専門業者に相談しましょう。
一方で岡崎市の管理移管制度にあるように、私道の管理を自治体に任せることで、管理や補修にかかる費用負担をなくせる制度もあります。
道路整備の重要性が高まっていることから、各自治体で道路整備を推進するための制度が設けられています。工事費用を節約したい・管理費用をなくしたい場合には、自治体の補助制度を検討すると良いでしょう。
まとめ
道路の舗装は、歩行者が安全かつ快適に通るうえで非常に重要です。アスファルト系やコンクリート系、ブロック系などさまざまな種類があり、それぞれ適材適所で使用されています。
また、私有地内の道路は自分でも補修可能ですが、メンテナンス費用を抑えるうえでは専門業者への依頼がおすすめです。
愛知県常滑市にある「有限会社大道」は、舗装工事をメインに外構・土木工事を請け負っている会社です。チーム内や依頼者とのコミュニケーションを大切にして、質の高い施工を行います。
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