「土木とは何か?」の疑問にお答えするために、「舗装・外構・基礎工事」の仕事内容を紹介します。土木関係の仕事に就く方法の解説を通じて未経験からでも目指すコツを理解できるでしょう。土木工事に興味がある方や建設関係の仕事に就きたい方は必見です。
土木とは、道路や下水道など安心・安全に暮らせる街づくりのために欠かせない工事のことです。しかしながら「どのような仕事なのか」「どのような工事をするのか」など、土木とはそもそも何なのかイメージできない方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、土木工事のプロである「有限会社大道」が「土木とは何か」の疑問にわかりやすくお答えします!
また仕事に就く方法についても解説しますので、建設関係の仕事に興味がある方は最後までご覧ください。
土木の仕事内容
土木工事とは、わかりやすくいうと、生活に必要な工事です。もう少し詳しくいうと、道や住宅基礎など社会インフラを整備する工事の総称です。
いくつかのカテゴリーに分けることができ、下記がカテゴリーの例です。
・舗装工事:道や駐車場を整備する
・外構工事:住宅周りの構造物を建てる
・基礎工事:建物の土台部分をつくる
これから、それぞれの工事で施工できる建物や構造物を紹介します。またどのような工事を施工するのかもわかりやすい例を出しながら解説します。仕事内容に興味がある方は、それぞれチェックしてみてくださいね。
舗装工事
舗装工事とは、簡単にまとめると、アスファルトやコンクリートを地面に敷き固める工事のことです。舗装工事の例は下記のように多岐にわたります。
・高速道路や一般道などの公共道路
・病院や商業施設などの公共施設の駐車場
・一軒家の駐車場
・私道
・ぬかるみが多い土地
道や駐車場など、人や車が利用する場所では舗装工事を施工します。
一方で、舗装されていない砂利道や山道を通ったことがある方もいるのではないでしょうか?砂利道は普段でも大きな石で通りにくいですが、雨が降るといたるところに水たまりができてさらに通りにくくなります。そのため人や車、自転車などの移動をスムーズにするうえで、舗装工事は重要です。
また、舗装工事にはさまざまな作業が含まれます。例えば普段何気なく使っている道路では、下記のように複数工程を経て完成します。
・障害物の確認や高さ情報を得るための現場測量
・ブルドーザーなどの専用重機で路床をつくる工事
・モーターグレーダーなどで路床の上に撒いた砂利を均す工事
・アスファルトフィニッシャーでアスファルトの混合物を敷き固める工事
・細かいアスファルトを使って仕上げる作業
このように、複数工程で丁寧に仕上げるからこそ、何十年も利用し続けることができているのです。
なお、舗装工事に興味がある方は「ー歩道の舗装の種類を紹介!重要性や私道工事に使える補助制度もー」をご覧ください。
外構工事
外構工事とは、簡単にまとめると、建物の「外」側の工事のことです。もう少し詳しくいうと、住宅周りの建築物や構造物を建てる工事を指します。外構工事の具体例は下記のとおりです。
・ブロック塀
・門扉
・フェンス
・カーポート
・ウッドデッキ
・手すり
外構工事は、住宅の安全性や利便性を高めるうえで重要です。
また、それぞれが完成するまでには複数の工程があります。例えば、隣家や歩道との仕切りのために建てられるブロック塀の手順は下記のとおりです。
1:ブロック塀の基礎を作るために、土地を掘る
2:コンクリートを流し込むための型枠と鉄筋を組む
3:基礎用のコンクリートを型枠の中へ流し込む
4:モルタル材を練る
5:コンクリートブロックを重ねていく
4:必要に応じて表面を塗装する
近年DIYブームからブロック塀やウッドデッキを自作する人が増えてきています。しかしながら外構工事のなかには慣れていない人にとっては難しい作業も少なくありません。そのため安全性を高めるうえでは、専門業者に依頼することをおすすめします。
愛知県常滑市で新築や実家の外構工事を検討している方は、「有限会社大道」にお任せください!
基礎工事
基礎工事とは、簡単にまとめると、建物の土台を作る工事のことです。下記のように、さまざまな建物の土台を施工します。
・一軒家
・病院
・学校
・橋
・高架道路
一般住宅だけではなく、公共施設の基礎も含まれます。
また基礎工事といえば、コンクリートを組み立てる作業をイメージされる方もいるでしょう。コンクリートの形になるまでは地盤を固めたり、コンクリートを流し込む枠を作ったりする必要があります。具体的には下記の工程が含まれます。
・地縄張り:建物の位置をロープで示す
・根切り:地面を掘り起こす
・砕石敷き:砕石を敷いて地面を固める
・捨てコンクリート:建物基準を作るためにコンクリートを敷く
・型枠:配筋後にコンクリートを流し込むスペースをつくる
・コンクリート打設:型枠の中へコンクリートを流し込む
上記のように複数の工程を経ることで、あらゆる地盤に対しても頑丈な基礎を作ることが可能です。
土木関係の仕事を始めるには
土木関係の仕事は、弁護士や看護師のように国家資格がなければできないものではありません。また学歴も不要なため、調理師のように専門学校に通う必要もありません。
ではどうすればなれるのでしょうか?未経験から土木関係の仕事を始めるためには、土木関係の会社へ転職するのが近道です。会社へ転職後は、先輩の指導・サポートのもとで掘削作業やはがし作業など必要な仕事を覚えていきます。
また専用の重機を操縦するうえでは、資格や免許が必要です。例えば道路舗装で使う「アスファルトフィニッシャー」を操縦するには、「車両系建設機械の特別教育」を受講しなければなりません。各種重機の操縦や運転に必要な特別教育を修了することで、さまざまな仕事を任せてもらえるようになります。
土木作業員になるために、まずはどのような会社があるのかを求人情報誌やWeb上で探して問い合わせてみましょう!
まとめ
今回は、土木とは何か?を中心に解説してきました。土木とは、一軒家や公園、橋など街にあるさまざまな建物や構造物を建てるうえで重要な工事です。例えば舗装工事では道路をつくり、歩行や通行がしやすいように整備します。
舗装工事のほかには、外構工事や基礎工事があり、いずれも街の利便性や安全性を高めるうえで重要な工事です。
そのため土木関係の仕事に就けば、街を作り上げていくことにやりがいを感じられるでしょう。
「有限会社大道」は、愛知県名古屋市近郊や知多半島、常滑市で舗装・外構工事を施工する会社です。これまでに公共施設の外観や公共広場・駐車場の施工など、さまざまな施設を施工し、街の発展に貢献してきました。
なお、当社では未経験から土木関係の仕事を始めたい方を募集しています!未経験でも徐々に慣れることができるように、初めは工事の準備など軽作業からお任せします。資格の取得も積極的にサポートしていますので、建設関係の仕事に興味がある方はぜひご応募ください。
また、「土木とは何か?」をもっと詳しく知りたい方のお問い合わせもお待ちしています!

