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2023.07.28

土木とはそもそも何か?その基礎知識をそれぞれ解説!

土木工事、土木業など土木を使った建設の言葉は多くあります。
一方で、建設工事すべてを土木工事というわけではありません。

このように建設工事と土木工事が混同されてしまっているケースも多くみられるのです。

そこで今回は土木とはそもそもどのようなものなのかについて、その基礎知識を解説します。
また、土木工事から派生した工事ともいえる建物の屋上防水工事の施工についても紹介します。

 

そもそも土木とは?

土木は簡単にいえば、建設工事のうち、建物を建てる建設工事以外のすべての工事です。
具体的には次のような工事が挙げられます。

・道路工事
・橋梁(きょうりょう)工事
・鉄道工事
・港湾工事
・堤防工事
・河川工事
・上下水道工事

これらの工事は入念な調査や準備のあと、施工計画や環境への配慮、安全対策などを十分に行ったうえで施工されます。
それぞれどのような工事か基礎知識として解説しましょう。

 

道路工事とは?

道路工事とは、文字通り道路を敷設したり、修繕したりする工事のことです。

また、アスファルトの敷設もしているため、その工事は多岐にわたります。
道路で工事をしているケースのほとんどが道路工事の土木工事といえるでしょう。

 

橋梁工事

橋梁工事は、橋を建てたり、修繕したりする工事です。

土木工事といっても基礎知識として、鉄骨工事についても知っておく必要があります。鉄骨工事で橋げたなどが作られ、それを現場で工事し、設置することになります。

また、塗装をするケースもあり、工事といってもリフォームなどを目的とした工事をするケースも少なくありません。
ほかの業種との協業が多いため、協業する業種の基礎知識も知っておく必要があります。

 

鉄道工事

鉄道工事は、鉄道を敷設したり、線路の修繕やレール鋼管などを行う一連の土木工事です。
特殊な工事となるケースも多いため、土木工事会社も専門の建設会社が担当することも少なくありません。

また、建築工事と重なることもあり、鉄道関連の電線工事から駅や施設の電気設備などを行うケースもあります。

厳格なスケジュールで運営されている鉄道は、土木工事をする際も時間との戦いになるケースが多い工事といえるでしょう。
鉄道のスケジュールや運行方法なども基礎知識として知っておくことが重要です。

 

港湾工事

港湾工事も臨海部で盛んにおこなわれている土木工事です。

消波ブロックの設置や護岸工事などのほか、港内の土砂を堀り起こしたり、防波堤などを建設したりといったことも行われます。

都市部の商業港や北海道から沖縄の漁港、さらに離島部など、さまざまな場所での港湾工事も盛んにおこなわれるため、港湾工事を専門に行う土木工事業者も多くいます。

 

堤防工事

河川や港湾と重なる土木工事ではあるものの、基礎知識として知っておきたい工事に堤防工事があります。
昨今は豪雨や増水などで堤防が破損するケースが多いため、修繕、あるいは強化を目的とした土木工事が全国で盛んに行われています。

 

河川工事

河川工事も様々な場所で行われている土木工事です。

基礎知識的なイメージとして土手などの堤防工事というイメージもありますが、川の流れを変えたり、あるいはカーブを緩やかにしたりといった大規模な工事を行うケースも少なくありません。

 

上下水道工事

身近な土木工事として上下水道工事もあります。

家庭などの敷地内で施工する工事だけでなく、道路の下に布設した上下水道を修繕したり、新しい住宅街や工業団地の新規の上下水道を敷設したりといった工事が行われます。

 

その他

ここまで紹介した以外にも、外構工事と言って建物の外にある庭や門扉などの工事も土木工事に加えることがあります。
さらに細分化すると、これら以外にも多くの土木工事が存在するものの、基礎知識としてこれらの土木工事を知っておくだけでも良いでしょう。

ただ、その他の土木工事で意外に知られていない屋上防水工事について、次の項目で解説します。

 

土木工事から派生した屋上防水工事の基礎知識を解説

土木工事から派生した工事に屋上防水工事があります。

これは、屋上やバルコニー、ベランダの床面に施工する工事で、建築工事にも通じる工事です。
使用する工事道具や材料が土木工事に通じるものがあります。

 

屋上防水工事の種類について

屋上防水の種類について、基礎知識として知っておきたいものは次の3種類です。

・ウレタン防水
・シート防水
・アスファルト防水

 

ウレタン防水

ウレタン防水は、ウレタン塗料を床面に塗布していく防水工事です。

塗装工事の一種のような工事なので、土木工事というよりは建物の設備である建築工事に通じるものがあります。
ただ、施工の方法によっては通気口を設置するなどさまざまな施工方法があるため、土木工事的な要素もある工事です。

 

シート防水

シート防水は、シートを設置して防水する工事を指します。

シートを張る作業やそれを固定する作業は外構工事に近いものがあり、土木工事的な要素のある工事です。
シートの種類もいくつか存在するため、屋上やバルコニー、ベランダの状態によって選択していきます。

 

アスファルト防水

アスファルトを敷設する防水工事もあります。

これは、完全に道路工事に近い要素を持った工事ですが、使用する重機は道路工事のような巨大な物ではなく、屋上やベランダに運び込めるサイズの物を使用します。

また、アスファルトのシート状の部材を使用して施工するケースもあるので、アスファルトを使用するといっても、道路工事のような大規模な状態になることはあまりありません。

それでもビルの屋上などにアスファルト防水工事をする場合は、かなり大規模なものとなるでしょう。

 

まとめ

今回は、土木工事の基礎知識について解説しました。

また、同時に土木工事から建物の屋上に施工する屋上防水の工事として、シート防水、ウレタン防水、そしてアスファルト防水などについてもまとめました。

これらの知識を知ったうえで土木工事を理解するようにしましょう。

そうすることで、土木工事の雰囲気やどのような工事なのかといったイメージが付きやすくなるはずです。