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2023.09.22

土木工事で持っていると便利な資格とは?メリットも解説

土木工事と言えば、現場で確実な施工をできることが最も重要です。

一方で、その実力があることを証明したり、特定の工事が可能であることを示す意味で土木工事関連の資格を持っていることも必要です。

そこで今回は、土木工事で持っていると便利な資格について解説しましょう。

 

土木工事に必要な資格を持っているとメリットがある

土木工事の資格は持っているとメリットが多くあります。
それは、手当が付く、作業内容の幅が広がる、仕事の選択ができるといった点です。

まず、資格によっては会社から資格手当が付く場合もあります。
給料をアップさせたい場合には有効な手段といえるでしょう。

次に作業の幅が広がります。

重機が運転できる、施工管理ができるといっただけで、かなり現場での活躍度がアップするでしょう。
重機が運転できる人が来るまで待つと言ったことはなく、そのまま自分で工事を進めることも可能です。

仕事の選択もできます。

直接作業をする立場から施工の管理をする立場になったり、同じ建設会社でも、より専門的な会社へ就職するなどのキャリアアップも狙えるでしょう。

このように資格取得することで得られるメリットは決して少なくありません。

 

現場管理をしたい場合に取得したい資格は?

土木工事では施工する際に現場管理をするための資格が存在します。
そのような資格として挙げられるのが次のような資格です。

・土木施工管理技士
・建築施工管理技士
・技術士(技術士補)

 

土木施工管理技士

土木施工管理技士とは、国家資格の施工管理技士の一つです。

土木工事の施工管理を主な業務とする資格で、施工計画の作成を中心に次のような業務を行ううえで必要です。

・工程管理
・品質管理
・予算管理
・安全管理

工事を円滑に進めるためのさまざまな業務を行い、土木工事で労働災害が発生しないための安全管理を担当するのも土木施工管理技士の重要な仕事です。

なお、2級と上位資格の1級があります。

 

建築施工管理技士

建築施工管理技士も土木工事施工管理技士と同じく国家資格の施工管理技士の一つです。

建設工事の現場で施工管理を行う資格ですが、土木工事でも重要な資格と言えます。

内容については、施工計画や工程管理、品質管理、予算管理、安全管理などの業務を行います。

土木工事に不要と思われるイメージもありますが、実は建物を築く建築工事とそれ以外の場所を施工する土木工事とではリンクしている場所も多くあるのも事実です。

そういった意味で、建築施工管理技士の資格を持っていることも重要と言えます。

なお、建築施工管理技士には1級と2級があります。

仕事の内容に大きな違いがないものの1級は大手のゼネコンが手掛けるような大規模建築工事を含めたすべての工事、2級はそれ以外の建築工事のみに従事できるといった点が異なります。

 

技術士(技術士補)

技術士は、公共工事を行う際に加点されるメリットがある管理業務に従事する資格です。

非常に難関な資格なので、なかなか取得できない資格ではあるものの、取得することによって大手企業や技術力のある業界内でもスペシャリスト集団のような企業に勤務しやすくなります。

つまり、キャリアアップを目指している場合に重要な資格といえるでしょう。
その下位資格として技術士補があります。

技術士の資格があると独立開業もしやすいでしょう。

 

重機を操作するのに必要な土木工事の資格

土木工事では、重機を扱うケースも多くあります。

そのような重機を扱う仕事として取得しておきたいのが、次の資格です。

・大型免許
・大型特殊免許
・車両系建設機械運転技能講習(整地・運搬・積込み用及び掘削用)
・クレーン・デリック運転士免許(限定なし)

 

大型免許

大型免許は、バスやトラックなどを運転できる免許です。

さらにダンプカーの運転もできるので土木工事を行う際に土砂などを搬入、搬出する際、役立つ資格です。

 

大型特殊免許

土木工事では、クレーン車が運転できる大型特殊免許も便利です。

さらに豪雪地域では冬場土木工事を手掛ける業者は、除雪作業に従事することもあります。
大型特殊免許があれば除雪車なども走らせられるので、持っていると役立つでしょう。

 

車両系建設機械運転技能講習(整地・運搬・積込み用及び掘削用)

いわゆるショベルカーなどの建設機械を操作するために必要な資格です。

この資格は、建設機械の種類だけ資格があるといっても支障のないくらい多くの資格もあるため、現場でどのような資格が必要なのかについて調べたのち、目的を絞って資格取得を目指しましょう。

 

クレーン・デリック運転士免許(限定なし)

クレーンやデリックの運転ができる資格です。

クレーン限定など条件が付いているものもありますが、可能であれば一通りのクレーンやデリックが操作できる限定なしの資格を取得するのがおすすめです。

なお、デリックとは荷物を持ち上げるために動力を使うタイプの機械のことで、トラックの荷台から伸びているクレーンのような機械を言います。

 

現場で持っていると便利な資格

重機操作や運転、施工管理の資格なども重要ですが、それ以外にも次のような資格を持っていると便利です。

・玉掛け
・溶接
・建設用リフト運転
・高所作業車運転

玉掛けとは、クレーンやデリックなどに荷物や建材、工具などを吊り下げて固定する作業のことです。

重心を出したり、作業に技術や知識が求められるので資格も存在しています。
土木工事でも頻繁に玉掛け作業があるので、取得しておくと便利です。

このほか鉄骨や鉄筋などを溶接する溶接の資格、人ではなく荷物を載せて上げ下げをする建設用リフト、高所作業車の運転の資格なども持っていると役立つでしょう。

 

まとめ

今回紹介しなかったものの、土木工事に関連する資格は100種類を超えると言われています。

そのため、特に役に立ちそうな資格に絞って解説しました。
また、土木工事といってもさまざまな工事があり、皇帝や仕事内容、求められる知識も異なります。

資格取得に当たっては自分がどのような作業に従事し、将来的にどのような働き方を目指すかを考えることで本当に必要な資格取得が可能です。

紹介した資格をもとに自分でもどのようなスキルの資格が必要か検討してみましょう。